患者様の身体の状態によっては、オールオン4の手術が適用できない場合があります。埋入するインプラントの本数が少ないとはいえ、大規模な外科手術であることには変わりないため、以下のような場合には手術が適用されない可能性があります。
【適用外となる可能性が高いケース】
• 顎の骨の成長が終わっていない未成年
• 糖尿病や肝臓疾患など、全身疾患がある場合
• 禁煙が難しい方
• アルコール依存症の方
• 金属アレルギーがある場合
• 残存している天然歯を抜歯したくない場合
• 自宅で適切なセルフケアができない場合
オールオン4は、顎の骨に直接インプラントを埋入するため、骨の成長が終わっていない未成年や、全身疾患のある患者様にとっては治療が難しい場合があります。また、喫煙やアルコールの摂取が治療結果に悪影響を及ぼす可能性があるため、生活習慣によっても手術の適用が制限されることがあります。
さらに、インプラントに使用されるチタンは金属アレルギーのリスクが低いものの、まれにアレルギー反応が出る場合もあります。そのため、アレルギーをお持ちの方には事前に試験が行われるなど、慎重な判断が必要です。また、治療前に残存する天然歯を抜歯する必要があるため、患者様ご自身が納得して決断することが求められます。
最後に、セルフケアが難しい場合は、インプラントの寿命が短くなる可能性が高いため、治療に適していないと判断される場合もあります。オールオン4は、患者様の身体状況や生活習慣によって、適用が難しいことがあることを理解しておいてください。