日本大学松戸歯学部 学位本審査
私が研究員として所属している日本大学松戸歯科病院の再生歯科治療学におきまして研究内容を学位の本審査で発表して参りました。
発表内容は「低濃度フッ化物によるRunx2シグナルを介した骨分化の促進」というものです。
フッ素というものは我々は飲食品から日常的に摂取しております。歯や骨などの硬組織に高い親和性があり生体にはとても必要な物質です。
虫歯の予防におきましては広く知られるようになりましたが、私が研究している内容は歯周病においてなくなってしまった骨に対してどのような効果があるのかというものです。
まだまだ研究は必要ではありますが、今回出した論文ではフッ素は歯周病による炎症を抑制し、吸収した骨に対して骨再生を促進するという結果を得ることができました。
さらに研究を重ねより良い医療に役立てていきたいと思います。